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みちの愛知。

徳川家康が江戸と京都を結ぶ交通の要路として整備したことに始まる東海道。大名や商人、旅人、様々な物資が行き交い、日本の経済を支え、文化や情報を伝えていた重要な街道でした。愛知には九宿が設けられ、一里塚や松並木、宿泊施設だった旅籠などが今も残り、街道をゆけば、江戸時代の歴史や文化を知ることができます。

往時の風情が感じられる、二川宿

二川宿は江戸日本橋から33番目の宿場町。江戸時代の町割りがほぼそのまま残り、東海道で2か所しか現存しない本陣(大名や公家などの宿舎)のほか、庶民の宿だった旅籠、宿村役人の店舗兼住居(商家)が公開されており、江戸時代を旅することができます。

「歴史国道」に選定された、藤川宿

藤川宿は江戸日本橋から37番目の宿場町。1kmにわたる壮観な松並木、江戸時代の門が残る脇本陣跡、芭蕉が句に詠んだ「むらさき麦」など、往時の面影を感じることができます。愛知で唯一「歴史国道」の選定を受けている歴史的価値の高い場所です。