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うるわしの愛知。

思想・文化・社会のすべてが大変革され、西洋化が進んだ明治時代。和と洋、伝統と新しさが融合し、独特の美意識が生まれた大正時代。愛知には、この時代の挑戦の気概や美意識を伝える貴重な歴史遺産が大切に残されています。開化の時代の凜として麗しい文化に触れれば、新鮮な発見や感動に出会えます。

明治の気概を伝える、半田赤レンガ建物

半田赤レンガ建物は、1898年、本格ドイツビールの製造を目指して作られた「カブトビール」の製造工場。大手ビールメーカーに果敢に挑んだ起業家たちの精神を今に伝えます。横浜赤レンガ倉庫を手がけた巨匠・妻木頼黄(つまきよりなか)による設計で、国の登録有形文化財建造物に登録されています。

大正ロマンが薫る、文化のみち二葉館

日本初の女優と謳われた川上貞奴と電力王と称された福沢桃介の邸宅を移築・復元した「二葉館」。ステンドグラスや伝統的な和室など、東西が融合した大正ロマン薫る館です。名古屋城から徳川園にかけて、大正時代に建てられた橦木館や百花百草など、名古屋の近代化の歩みを伝える歴史遺産が点在しています。