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はなの愛知。

愛知県の花はカキツバタ、県の木はハナノキ。カキツバタは、1954年、NHK・全日本観光連盟などの共催により県の花に選定され、ハナノキは、1966年、県民投票により選定されました。愛知には、古くから愛され守られてきた自然が豊かに広がり、四季折々の美しさで私たちを楽しませてくれます。

平安の歌人が詠んだ、カキツバタ

カキツバタの名勝地、知立市八橋。平安の歌人・在原業平がこの地を訪れたとき、「伊勢物語」にカキツバタの句を詠んだと伝えられています。無量壽寺の境内にある回遊式庭園では、花が咲く4月下旬から5月中旬に「史跡八橋かきつばたまつり」が開催されます。

国の天然記念物、貴重なハナノキ

ハナノキは愛知を中心とした中部地方のみに自生するカエデ科の落葉樹。北設楽郡豊根村の川宇連ハナノキ自生地は国の天然記念物に指定されており、最大のものは胸高囲3.5m、樹高25mに及びます。春には赤い花を咲かせ、秋には鮮やかな紅葉が広がります。