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みずの愛知。

水不足に苦しむ地域の悲願から建設され、愛知のすみずみまで暮らしと産業を支える水を届ける愛知の用水。木曽川を舞台に、鵜匠が1300年の伝統漁を繰り広げる鵜飼。人々の想いから生まれ、情熱によって受け継がれてきた大切な水の風景が、愛知にはあります。

愛知の発展を支えてきた用水

水道の水、農業や工業の水として使用される用水。愛知では、木曽川の水を尾張東部から知多半島まで送る愛知用水、豊川の水を東三河、渥美半島などに届ける豊川用水などが整備され、通水より一日も休むことなく水を届け、日々の暮らしと産業の発展を支えています。

1300年の時を刻む、木曽川鵜飼

鵜飼は、鵜舟に乗った鵜匠が手縄を付けたウミウを巧みに促し、鮎などの川魚を捕らえる古代漁法で、1300年もの歴史があります。夏の夜、木曽川をかがり火を焚いた舟が進み、伝統衣装に身を包んだ鵜匠により幻想的な歴史絵巻が繰り広げられます。